店舗レビュー累計:5,461件突破!

お客さま総合評価: ★★★★ 4.4
















天然でサスティナブル(持続可能)なアラスカ産のカニは、世界中の高級レストランや有名ホテルの料理長やシェフから高い評価を得てきました。その人気の秘密は、なんといっても身入りと鮮度にあります。


◆漁業期間を徹底し、品質が安定

アラスカ産のカニは厳重な政府の管理のもと、資源保護のために期準以上の大きなカニしか漁獲しません。漁業資源の枯渇を招く乱獲はせず、小さなカニは放流します。漁業期間は極めて短く、ズワイガニが1~3月、タラバガニは10~12月の最高に身入りの良い時期限定。

水揚げ後、生きたままのカニを厳選してその場でボイル⇒急速冷凍選別から冷凍までの時間は2時間以内。高鮮度のまま急速冷凍の状態で日本に運ばれます。とても冷凍品とは思えない、未冷凍の味と殆ど変らないほど旨さ抜群の味です。


◆アラスカの自然と水産物

アラスカはアメリカ合衆国第49番目の州(1959年1月3日に州に昇格)で、アメリカ最後のフロンティアと呼ばれています。広さは日本の4倍、合衆国一を誇ります。アラスカ州全土の34%(日本列島の1.35倍)が国立公園や国立保護区、国定公園、国定野生保護区に指定されており、またアラスカ州全土の32%が森林に覆われ、緑と水の豊かな大地をなしています。

年間240日以上オーロラが見られ、真冬はマイナス20℃を下回る地域もあります。厳しくも美しい雄大な自然にはぐくまれ、アメリカ全土で水揚げされる水産物の55%をアラスカ一州が占めています。


◆アリューシャンマジック

日本から5000キロ離れたアメリカ・アラスカの沖合に浮かぶアリューシャン列島。大小150もの島々が、東西
2000キロに渡って連なります。この海を支配しているのは、強い風と霧。漁船や調査船を除けば、行き来する人も少なく、手つかずの自然が残されています。 

列島を南北に流れる栄養豊かな暖流と寒流が、無数に並ぶ島と島との間の海峡でぶつかり、海底の栄養を水面へと巻き上げ、植物プランクトンが大発生します。それを食べに大量のオキアミが密集し、このオキアミの大集団を目指して、鳥と魚とクジラが大集結する“アリューシャンマジック”と呼ばれる自然現象が発生します。

1000万羽の海鳥と500頭ものクジラ、更にニシンの大群が怒とうのように押し寄せ、水平線まで見わたす限りの海面を埋め尽くし、わずか数時間後に再び静かな海へと戻る様子は、まさに魔法のようです。


100% 天然!自然のおいしさ

100%天然という根拠の一つにあるのが、1990年に禁止された養殖漁業。それによって、よりピュアで安心な天然物が育つ自然環境になりました。アラスカシーフードのナチュラルな味わいの中にある豊かな風味は、海の恵みそのものなのです。


◆アラスカシーフードが安心な理由

アラスカは1959年にアメリカ合衆国の49番目の州となったときから、持続可能な漁業を推進することを理念に掲げ州憲法に明文化し、実践を通じてアラスカの天然水産資源が枯渇することのないよう地球環境にやさしい漁業を一貫して営んでいます。

日本だけでなく世界中でこのところ起こっている食品安全性への脅威を受けて、消費者の間では天然ものの良さを見直し、生産者と流通についてもっとよく学ぼうという動きが広まってきています。

いつ、誰が、どこで、どのように漁獲したものなのか。それがどのような経路で食卓まで運ばれてくるのか。食品を作る人と食べる人の顔が見えてこそ、安心して色々な食品を選ぶ事ができます。

すべては私たちの子孫にも美しい海を、豊かな海の恵みを残していくために。アラスカは未来にわたって「おいしい」を守り続けています。






良質のカニを求めて、いざアラスカに向けて出発!





まずは、電車で小松空港へ・・・





そして、成田空港でトランジット。

1週間の長旅になるので、日本最後の食事はちょっと贅沢にいきましょう!





景気づけに一杯♪





ほろ酔い気分で、いよいよアラスカへ向けて出発!





日本からアラスカへの直行便はないので、一旦シアトルに向かいます。

シアトルまでの飛行時間は、約9時間…





シアトルに到着!アンカレッジへの乗り継ぎ手続きは、セルフなので悪戦苦闘です。





出発まであと5時間。

あんまりお腹減ってないけど、とりあえず何かつまむとしましょう…





メニューを見ても英語でよく分からないので、
とりあえず「crab(カニ)」と書いてある品を注文することに…

まず1品目は、「ダンジネスクラブ」のむき身がトッピングされたナチョス。





旨い!これはかなりいけますね。


◆ ダンジネスクラブとは? ◆
日本では馴染みのないダンジネスクラブは、別名「アメリカイチョウガニ」と呼ばれ、アメリカ西海岸で最もポピュラーな食用種のカニであり、サンフランシスコのフィッシャーマンズ・ワーフの名物も本種。ダンジネスの名は、1848年に本種の漁業を初めて行った、ワシントン州の古い港町に由来する。冷凍あるいは活で輸入され、日本のシーフードレストランでも味わえるようになった。身肉はしっかりとした繊維があり、ほどよい甘さのさっぱりとした味。ボイルあるいはスチームした身を溶かしバターに付けて食べる他、さまざまな料理に用いられる。


続いて2品目は、「ダンジネスクラブ」のむき身が入ったサンドイッチ。





うーん…。パンも具も甘くて、これはイマイチですね。


さて、お腹もふくれたところで飛行機に乗りこみ、約4時間。

ついにアラスカ/アンカレッジ空港に到着しました!





◆ アンカレッジの豆知識 ◆
アメリカ合衆国アラスカ州にある都市。州都ジュノーを上回る同州最大の都市である。アンカレッジは北米を代表する港湾都市の一つであり、アラスカ州における商工業、金融の中心地である。同市の主要産業は、州の主要産業でもある石油、天然ガスの採掘とその関連事業である。金融、通信の中枢としても発達しており、国際貿易港としての役割も強い。政府は所得税や消費税の免税、産業開発の優遇策を実施しており、多くの投資家や起業者が集まっている。一方で、古くからの水産業や林業も盛んで、特に水産品は日本向けに多く輸出されている。また、同市のテッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港は、かつて北極圏回りヨーロッパ便が給油の為に寄港し、現在でも航空貨物のハブ空港であるなど、世界的に重要な空港であるため、航空貨物業も発達している。


でかい!これは、なんの魚でしょうか?





アンカレッジ空港に展示してあるワールドレコードのハリバット(Halibut)です。

日本ではオヒョウと呼ばれ、回転寿司のエンガワとしてよく流通しています。

いったい何人前とれるんでしょうか???


せっかくなので、高級魚として扱われているハリバットのフライを食べてみました…





うーん …普通の白身フライですね。


アラスカでビールといえば…Alaskan Amber(アラスカン・アンバー)!





◆ Alaskan Amber(アラスカン・アンバー)とは? ◆
ビール好きの旅行者がアラスカを訪れた時に必ず飲むのが、アラスカの地ビール「Alaskan Amber(アラスカン・アンバー)」。「古い」を意味するドイツ語「アルト」スタイルの赤銅色ビールでドイツのアルトと比較すると、より豊かでモルティ。琥珀色の美しい液体は、長く口蓋の上で香りを放ち、ホップの苦味も程よい。料理の相手を選ばないスタイルだが、特にシーフードとの相性抜群。Great American Beer Festival Consumer Pollの全米最高ビールに選ばれた。


長い旅路で疲れているのか、いつもより酔いの回りが早いです。





極寒かと思いきや、気温は3℃。日本と変わらない!

現地の人いわく、今年はエルニーニョの影響で例年に比べてかなり暖かいとのこと。

氷点下10℃とかを想像してたので、なんだか残念ですね。。


日本を出発してから約20時間。Coast International Innホテルに到着。

ようやくホテルで寝れる~





翌朝、いよいよ今回の旅の目的地であるダッチ・ハーバーに向かいます!

写真右上の端がアンカレッジで、店長@田辺が指をさしているところがダッチ・ハーバーです。





◆ ダッチ・ハーバーの豆知識 ◆
ダッチハーバー(Dutch Harbor)は、アメリカ合衆国アラスカ州の北太平洋、アリューシャン列島のウナラスカ島にある港湾都市である。オランダ船が最初に入航した事から「オランダ人の浜」を意味する名前がつけられた。19世紀以降、ラッコをはじめとした毛皮の取引や捕鯨基地として発達した。ウナラスカ島の人口自体、5,000人弱と少ないが、ベーリング海における漁業や通商の拠点となる重要な港である。1940年にアメリカ海軍がダッチハーバーに基地を設置したことから、第二次世界大戦中には大日本帝国海軍の攻撃対象となった。


30~40人乗りの小さなプロペラ機。かなり揺れるそうです…





スタッフは、機長とキャビンアテンダントのお姉さんの2名。





アナウンスが終わると手動で昇降階段を折りたたみ、ドアを閉めて出発です。

プロペラの音がうるさいので、耳栓を無料でもらえます。





ブォ~~~ンという爆音とともに飛び立つと、海岸には流氷がいっぱい。





景色はいいんですけど、飛行機の中がめちゃくちゃ寒い!暖房はいってるんでしょうか?

強風に揺られること3時間。無事ダッチ・ハーバーに到着しました!





この天候だと、カニ工場があるアクタン島までの飛行機は厳しいかも…

飛行機が飛ぶかどうか未定ということなので、腹ごしらえでもと空港内のレストランへ。





アラスカの海の男たちと一緒に、昼間っから「アラスカン・アンバー」で乾杯♪





ハンバーガーが小さく見えますが、ポテトが大きいんです。





ランチを食べ終わっても、いっこうに飛行機の飛ぶ気配がありません。





空港で待つこと2時間…。強風のため今日のフライトは欠航とのこと。

今日はダッチ・ハーバーのホテルに泊まって、また明日の朝のフライトでアクタン島を目指しましょう。

車でホテルに向かっていると、みるみるうちに空が明るくなり晴れてきました。





冬のダッチ・ハーバーは、ころころ天気が変わるので大変です。。。

空港のすぐ近くにあるThe Grand Aleutianホテルに到着!





かなり大きなホテルですが、この時期はカニやスケソウの工場で働く季節労働者で満室状態です。


それにしても、いい天気ですね~(ホテルからの写真)





ホテルの周りを歩いていると、写真のようなコンクリート製の建造物がいたるところに…





これは第二次世界大戦中に造られた「トーチカ」と呼ばれる機関銃・火砲などを備えた堅固な防御陣地です。


◆ 第二次世界大戦とダッチ・ハーバー ◆
第二次世界大戦中、日本軍はこのウナラスカ島の南西にあるアッツ島とキスカ島の二島を占領し、このダッチ・ハーバーも5日間にわたって空爆した。アメリカが唯一外国に対して領土を失ったこの侵略によって、アリューシャン列島のアリュート族はアメリカ政府によって強制的に移住を命じられる。家などの財産は政府によって焼かれるなどし、さらに移住先のアラスカの居住地の環境が劣悪だったことから病気が蔓延し、人々は大変な苦労のなか生活をしたと伝えられている。この地を訪れる日本人として忘れてはならない歴史である。


海岸の方へ行ってみると、カニ漁で使うかごがいっぱい!





近くで見ると想像より大きくて、登るのが大変でした。


◆ アラスカのカニかご漁 ◆
アラスカのカニ漁は、日本海の底引き網漁と違って、300kgほどある大きな鉄製のカゴを使ってカニを捕る漁法である。これをカニ漁船に300個ほど積んで5時間かけて漁場まで行き、タラなどを輪切りにしたエサをかごに入れて海に沈める。一度カゴの中に入ったカニは出られない仕組みになっている。カニのいそうな場所を選んで仕掛けるので、その狙いが当たれば大漁となる。

※日本でも紅ズワイガニは、水深のとても深いとろに生息しているので、かご漁で漁獲されている。


ホテルのすぐ裏には、ニッスイ(日本水産株式会社)の子会社であるユニシー社のカニ工場がありました。





写真中央の船がカニ漁船で、右側の大きい船はスケソウなどを獲るトロール船です。


アメリカの国鳥「ハクトウワシ」。





力強くりりしい顔ですね。インディアンの間では神聖なる生き物だそうです。

ホテルの隣には大きなホームセンターやスーパーもあり、不自由なく生活できますね。





一通り周りを散策したので、ホテルに戻って早めの夕食。





1品目は、タラバガニとエビのシーザーサラダ♪





パッと見は分からないですが、これはタラバガニではなくイバラガニのむき身ですね。

日本では違法ですが、ここアメリカでは「タラバガニ」も「アブラガニ」も「イバラガニ」も区別がないそうです。

英語表記としてはそれぞれ、「Red king crab」、「Blue king crab」、「Brown King Crab」なので、
同じキングクラブということで納得。

日本ではタラバガニが高級品で、アブラガニとイバラガニは格下のように扱われますが、
ヨーロッパやアメリカではどれも同じ相場で流通しています。

どうりでアブラガニもイバラガニも日本で見かけなくなったわけですね~。


◆ カニの種類について ◆
<日本およびロシア/オホーツク海域>

◆ズワイガニは、大きく分けて3種類
【1】ズワイガニ(オピリオ種)、【2】ズワイガニ(バルダイ種)、【3】紅ズワイガニ
※越前蟹や松葉蟹はズワイガニ(オピリオ種)です。
※メスはセイコガニと呼ばれます。


◆タラバガニとその仲間は、4種類
【1】タラバガニ、【2】アブラガニ、【3】イバラガニ、【4】花咲蟹

◆その他
毛蟹、ワタリガニ、タカアシガニ


海外では、アメリカやカナダでとれるダンジネスクラブ(アメリカイチョウガニ)、南米チリやアルゼンチンでとれるセントージャ(Southern king crab)、南アフリカでとれるマルズワイガニ(南大西洋蟹)、東南アジアでとれるマッドクラブ、上海でとれる上海蟹などがある。


翌朝、ダッチ・ハーバー空港へ。AM9時なのに緯度が高いので日の出が遅く、外は真っ暗です。





今日こそアクタン島に行けるかな?と、チェックカウンターに行ってみると…





あと30分でフライトなのに、誰もいません。嫌な予感…





アンカレッジからダッチ・ハーバーの飛行機(写真左)は飛んでますが、
アクタン島への小さな飛行機(写真中央)は待機のままです。

空港で待つこと1時間。とりあえず午前中のフライトは欠航とのこと。

夕方にもう1便ありますが、それも欠航の可能性が高いらしい。うーむ…





日本を出発してもう4日目、これ以上の延泊はスケジュール的に厳しいので、
アクタン島へ渡る他の方法はないのか聞いてみると…





なんと、カニ漁船に乗ってアクタン島へ行くことになりました!笑





人を運ぶ船じゃないので、乗り降りだけで一苦労です。





船を見ると、これから向かうカニ工場の「トライデント・シーフード社」のロゴマークが。

なるほど。それでわざわざ片道6時間もかけてアクタン島まで送ってくれる訳ですね。納得。


◆ トライデント・シーフード社/アクタン工場の豆知識 ◆
アクタン工場は北米で最大の規模を誇る水産物加工工場。アリューシャン列島に位置し、近くにはダッチ・ハーバー港がある。年間を通して水産物冷凍設備が稼働し、1日に約1,360トンを超える各種加工品の生産が可能(実際の生産量は季節により変動あり)。スケトウダラのフィレ、ブロック、すり身の冷凍加工および魚粉・油加工に加え、大規模な底魚用切り身製造施設を備える。アラスカ産ズワイガニとタラバガニの大量包装および特注包装、オヒョウの加工も行う。リモート・オペレーションによる一貫生産体制を導入。従業員数は約1000人。


船の操縦室(ブリッジ)に入ると…

ディスカバリーチャンネルの「Deadliest Catch ~ベーリング海の一攫千金~」に出てくる、
まさにあんな感じで、レーダーや無線などに囲まれて、いかつい船長が操縦しています。





落ちても知らないよと言われましたが、どうしても記念に写真が撮りたいので甲板(デッキ)へ…





写真では分かり辛いですが、水面まで結構な高さです。恐怖で顔が少し引きつってます。

この日は風も穏やかで暖かかったですが、
悪天候の場合は時速20mの強風が吹き荒れ、船よりも高い波で、体感温度はマイナス30℃。

海に落ちると4秒で気絶するそうです…





アクタン島まで6時間かかるそうなので、休憩のため階段を降りて船室へ…

一通りの料理ができるキッチンも完備!





こちらはダイニングスペースです。ちょっと狭いですが文句は言えません。





2時間ほど仮眠をとってたら、もうすぐ着くよと起こされ甲板(デッキ)に出てみると…

念願のアクタン工場が見えてきました!

写真の左側がアクタン工場で、右側に見える集落がアクタンシティーです。





このアクタン工場は、トライデントシーフード社の創業者であり会長のチャック・バンドラント氏が、
1970年ごろに自ら山を切り開いて一から立ち上げた思い入れのある工場だそうです。


◆ チャック・バンドラント氏とは? ◆
田舎から出てきた若き青年「チャック・バンドラント氏」のポケットには、わずか17セントのみ。カニ漁船に乗る季節労働者としてアラスカに来たのが始まりだった。1970年代、カニ漁は非常に利益が出るビジネスであったが、彼は未来を見つめていた。獲ったカニを港に荷おろしするだけのビジネスに将来性はないと考えたのだ。そこでカニの加工設備と冷凍設備を備えた工場を作り、アラスカの漁業界に新風を吹き込んだ。漁師がシーフード・ビジネスを展開するようになったのだ。現在、トライデントシーフード社は年間60万トンの漁獲高を誇り、加工から販売までを一貫して担い、従業員は年間5000人の規模に成長。まさにアメリカンドリームのような話である。


港には工場で加工した製品を運ぶためのコンテナが山積みになっています。

カニだと、1コンテナで約18トンほど入りますから、半端ないボリュームですね…





船長、送ってくれてありがとうございました!





早くカニ工場に入りたい焦る気持ちを抑えつつ、荷物を置きに島(アクタンシティー)のホテルへ…





◆ アクタン島の豆知識 ◆
アメリカ合衆国アラスカ州アリューシャン列島フォックス諸島の島。長さ約30 km。面積は334.13 km2(淡路島の半分くらいの大きさ)、人口は713 人で、全てが島の東端に近いアクタンシティーに住んでいる。

◆アクタン・ゼロについて
アクタン・ゼロ(英: Akutan Zero、あるいは古賀のゼロ〈Koga's Zero〉、アリューシャン・ゼロ〈Aleutian Zero〉とも呼ばれる)は、第二次世界大戦中にアラスカ準州アリューシャン列島のアクタン島に不時着した三菱零式艦上戦闘機二一型(製造番号4593)のアメリカ軍における呼称。1942年7月にほとんど無傷のままアメリカ軍に回収され、大戦中アメリカ軍が鹵獲した初めての零戦となった。回収後、機体は修理され、アメリカ軍テストパイロットによってテスト飛行が行われた。結果、アメリカ軍は大戦を通して大日本帝国海軍の主力戦闘機であった零戦に対抗する戦術を研究することができた。


なんだか、日本の礼文・利尻島みたいな雰囲気です。





歩いていると、公園を発見!近くに学校もありました。





この島唯一のホテルです。部屋は思ったよりもきれいで、Wi-Fiも完備。





ただ、島のどこにもビールが売っていない…。

カニ工場の売店もアルコール禁止なので、ダッチ・ハーバーで買い溜めしておくべきだった…。

それでは、いよいよ念願のアクタン工場へ!





まずは、工場の責任者であるDave Abbasian氏に挨拶。

彼はこのアクタン工場だけでなく、サンド・ポイント工場やコディアック工場など、
複数の工場を統括している凄腕のエリアマネージャーでもあります。





明日の朝6時にカニ船が入ってくるそうなので、とりあえず今日は工場を見学しましょう。





それにしても大きい工場です…





工場の食堂へ。以外とアジア系の人が多くてビックリ。





ちょうどお腹が空いていたので、工場の皆さんと一緒に夕食を食べましょう。





あっさりした味付けで、白ご飯もふっくらで、お世辞抜きに美味しいです。





明日の朝6時の入船って言ってたのに、予定より10時間も早くカニ船が入ってきました!

ここアラスカでは、飛行機もそうですけど、予定の時間は本当にあてになりませんね~。





急いで船に行ってみると、活きの良いズワイガニが大漁です!





もう少し丁寧に扱ってもいいと思うんですけど、ゆっくりしてると鮮度が落ちますからね。

店長@田辺も船内に入れてもらい、カニの検品です!





身の詰まり具合も最高で、何より鮮度が抜群です!

こわもての漁師さんと肩を組んで、記念に写真を1枚…





水揚げされたばかりの新鮮なカニは、荷揚げと同時に直接、クレーンで加工場へ搬入されます。





内陸にある工場だと、トラックで陸送しますからその間に鮮度が悪くなってしまいます。

このスピード感は、港に隣接している工場ならではの強みですね。





水揚げと同時に、「ブッチャー」と呼ばれる脱甲の作業から始まります。





ここアラスカの工場では、甲羅が付いた丸ごと1匹ではなく、すべて足だけに加工されます。

なぜかと言いますと、生産効率を優先させるのと、カニミソを食べる文化がないからです。
(カニミソを食べるのは日本だけで、基本的に海外では足しか食べません)

カニミソを捨てるなんて本当にもったいない話ですね。。。

その後、カニを大きさ(重量)で選別します。





◆ アラスカのカニのサイズ選別について ◆
◆ズワイガニ(オピリオ種)
5~8オンス/約142~227g、8~10オンス/約227~284g、10~12オンス/約284~340g の3段階。

◆ズワイガニ(バルダイ種)
12オンス/約340gのアップとアンダーの2段階。※サウスイーストのバルダイは380gアップとアンダー

◆タラバガニ
900gのアップとアンダーの2段階。


そして、規格のサイズごとに鉄かごの中に42ポンド(約19kg)入れて、次の工程へ…





ボイル製品の場合は、大型の釜で約20分間ボイル。(生の場合は、すぐさま急速凍結)





茹で上がったカニです。めっちゃいい香りがします♪





ボイル後に荒熱を取ってから、「ブライン凍結」という手法を用いて約30分間で急速凍結。

この工場では、工場搬入から加工、選別、凍結まで2時間以内に終わらせます。





◆ カニの凍結方法について ◆
◆エアブラスト凍結(凍結まで約3時間)

俗に言う「急速凍結」と言われる凍結方法。凍結庫の中で-35℃~-60℃程度の冷風を食品に直接あてることにより、凍結時間を短縮。冷風が当たり難い部分を少なくするのが今後の課題。対象物が肉厚の食品は芯温までしっかり凍結する際は通常より、若干冷凍時間が長くなってしまう。冷風を強くしたり、冷気の温度を必要以上に下げると、対象物が凍結の際にひび割れ、亀裂が生じる。


◆ブライン凍結(凍結まで約30分)

塩分濃度を高めた飽和塩水(ブライン溶液)を約-20℃に冷却し、その中に食品を漬けこんで凍結する方法。高濃度溶液は不凍液となる。熱伝導率は空気の20倍なので、エアブラスト凍結よりも短時間で凍結でき品質劣化も少ないが、飽和塩水に直接食品を漬けこむので、食品に溶液が浸透してしまう場合がある。

※当店の製品は特殊な加工をしているので、ブライン凍結でもそこまで塩辛いということはありません。


【Q】エアブラスト凍結とブライン凍結どっちが良品?

→商品として価値が高いのは「ブライン凍結」です。美味しさ、旨み、蟹の甘みをしっかりと閉じ込めてあるのでとにかく美味しい!だけど、普通に解凍して食べると、塩辛い場合(特に肩肉や足の先)があります。その場合は塩抜きしなければなりません。


【Q】塩抜き方法は?

→真水に殻ごと10~20分程度浸けて解凍します。それでもまだ塩辛い場合は+5分浸けましょう。


急速凍結したカニを、流れ作業で箱詰めしていきます。





冷凍コンテナに積み込み、船便でアメリカや日本、ヨーロッパに出荷されます。

「漁期限定だから身の詰まり具合が大変良い。」
「船からの水揚げから加工、凍結まで2時間以内のスピード処理で鮮度抜群。」
「工場は24時間稼働の一括大量生産だから品質も安定。」
「旨みのギュッと閉じ込めるブライン急速凍結。」

…などなど、アラスカ産カニの優れた点を挙げればきりがありません。

世界の高級レストランや有名ホテルのシェフから支持され続けているのも納得です。





荷揚げ開始から3時間経過。日が落ち始め、だんだん暗くなってきました。





まだまだ終わりそうにありません。





この船1隻で約50トンのカニが入っているそうです。

50トン=50,000kg=50,000,000gなので、1匹500gとすると…100,000匹!?





休憩なしでやっても、明日の朝までかかるそうです。





工場は24時間稼働で、鮮度を落とすことなく加工しまくります。





荷揚げ開始から12時間後、朝8時にようやく終了しました。

マーク船長(写真中央)とクルー(乗組員)のみんなで記念撮影…

疲れてるのにありがとうございます!





休む間もなく船の給油をして、食料や資材を積み込み、またすぐに出港です。


~世界一過酷な仕事~ アラスカのカニ漁について
ベーリング海で行われるアラスカのカニ漁。わずか2カ月間で1人あたり1,500万円ほどの儲けとなる。極寒の天候と荒れ狂う海で繰り広げられる航海は、世界で最も危険で過酷な仕事であると同時に、現代のゴールドラッシュとも言われている。気温は常に氷点下。時速26キロの強風が吹き荒れ、高波は4階建てのビルに相当する。4トンの水が一瞬にして船を凍りつかせ、甲板員は転覆を防ぐために大型ハンマーで何時間も氷を砕く作業に追われる。そのため、睡眠時間は3時間前後しかとることができない。サバイバルスーツなしでベーリング海を生き延びられる時間はわずか4秒ほどで、過去には20隻を超える船が沈み、80人以上が命を落としている。


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仕掛けておいたカニかごを引き上げます。


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ここアラスカに不漁という文字はありません!


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規定のサイズより小さいカニは海へ戻されます。


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身入り抜群の一級品ズワイガニ!


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◆ アラスカのカニ漁期について ◆
アラスカで漁獲されているカニの種類は、ズワイガニのオピリオ種とバルダイ種、そしてタラバガニの3種類ありますが、すべて10月15日に解禁になり、3月末までとなっています。それぞれに漁獲枠が設定されていて、漁期中でも漁獲枠がいっぱいになれば終了です。それゆえ、単価の高いタラバガニを最優先して解禁とともに漁獲し、タラバガニの漁獲枠がいっぱいになったらバルダイ種、最後にオピリオ種の順で漁獲していきます。目安として、タラバガニ漁は11月中旬ごろに終了し、バルダイ種は12月いっぱい、年明けに1月からオピリオ種の漁獲が始まる感じです。(※サウスイーストのバルダイ種は2月15日解禁)


アラスカでのカニの買い付けも無事に終わったので、そろそろ日本に帰ります!





これからも良質のカニを求めて、店長@田辺の買い付けの旅は続く…














~おまけ~


アラスカでのカニの買い付けも順調に終わり時間が余ったので、
帰り道のシアトルで半日だけ観光をすることに…。


◆ シアトルの豆知識 ◆
アメリカ合衆国ワシントン州北西部キング郡にある都市。同州最大の都市かつ同郡の郡庁所在地である。また、太平洋岸北西部最大の都市かつアメリカ西海岸有数の世界都市でもある。狭い海峡に守られたピュージェット湾は大陸氷河によって削られてできた天然の良港で、古くから貿易港、軍港として栄えた。カキの養殖が盛んでシーフードも豊富。アラスカとの玄関口ということもあり、シーフード会社の本社が数多くある。


シアトルと言えば…スタバ発祥の地!

念願のスターバックス1号店に行ってきました。





狭い店内は座席はなくカウンターのみ。

スタバ1号店オリジナルのマグカップやタンブラーが購入できます。





◆ スターバックスの豆知識 ◆
1971年にシアトルで開業。当時は、コーヒー焙煎の会社にすぎなかった。1982年にハワード・シュルツが入社。シュルツは、コーヒー豆のみならず、エスプレッソを主体としたドリンク類の販売を社に提案した。1985年にスターバックスを退社したシュルツは翌年にイル・ジョルナーレ社を設立し、エスプレッソを主体としたテイクアウトメニューの店頭販売を開始した。これがシアトルの学生やキャリアウーマンの間で大人気となり、瞬く間に流行した。シュルツは1987年にスターバックスの店舗と商標を購入。イル・ジョルナーレ社をスターバックス・コーポレーションに改称し、スターバックスのブランドでコーヒー店チェーンを拡大した。同業他社もこれに倣い、同様のスタイルのコーヒー店が急増した。当時のアメリカではイタリア流のファッションや食事が流行しつつあり、イタリア式コーヒーのエスプレッソを主体とするこれらの「シアトル系コーヒー店」はブームに乗ってすぐに北米全土に広がり、シアトルスタイルというコーヒーやコーヒー店のスタイルとして定着した。


そして、道を挟んだ向かい側には「パイク・プレース・マーケット Pike Place Market」
と呼ばれる商店街があります。





◆ パイク・プレース・マーケット Pike Place Marketとは? ◆
1907年、農産物の高騰に怒った数百人の農民達が農産物をワゴンに乗せてやってきたのがそもそもの始まり。その後、アメリカの大不況時代に全盛期に突入したが、第2次世界大戦中に農民の多数を占めていた日系人達が強制収容所へ連行されると、マーケットの存続自体が危機に直面することとなった。しかし、1960年に 『Friends Of The Market』 という団体がマーケットの保存運動を開始し、1971年に今日のマーケットの基礎となる議案が可決され、パイク・プレース・マーケットは現在ではスペース・ニードルに次いで訪問者数の多い観光スポットとなっている。


マーケットに入るとまず目につくのが、魚売場。

サーモンやカニ、ロブスター、カキ、ホタテ、などなど…





魚介類をキャッチボールのように放り投げて客に渡すパフォーマンスが有名で、
「フィッシュ哲学」が生まれた現場でもあります。


 フィッシュ哲学とは? ◆
「フィッシュ哲学」とは、アメリカ西海岸・シアトルのさびれた魚市場パイク・プレース・マーケットがこれを導入したことで見事に復活したという実話で知られる、人材マネジメントの手法である。「仕事を楽しむ」(Play)、「人を喜ばせる」(Make Their Day)、「注意を向ける」(Be There)、「態度を選ぶ」(Choose Your Attitude)という四つの行動原理を意識して実際の仕事に取り組むのがフィッシュ哲学の基本。シンプルで実践しやすいことから、組織の活性化や社員のモチベーションアップの秘訣として、ビジネスだけでなく、医療や福祉、教育などさまざまな職場で採用されている。


お腹が空いたので、そろそろランチにしましょう…

「Crab Pot(クラブポット)」と書かれたカニの看板が目に入ってきました!





お店に入ってみると…

木製の木槌でボイルされたカニの殻を割って食べるスタイルのようです。





少しお昼を過ぎた時間帯なのに、大にぎわいです。





シアトルと言えば、ピュージェット湾でのカキ養殖も有名なので、味見がてらに生カキを注文…





◆ ピュージェット湾のパシフィックオイスター ◆
アメリカ合衆国の北西部、カナダとの国境付近に位置するワシントン州シアトルのピュージェット湾は、古くから水産物の宝庫として知られ、世界有数のカキ養殖産地でもある。南北に渡って続く氷河の侵食が形成した入り組んだ湾(フィヨルド)に、西のオリンピック半島から流れ込む温帯雨林の澄み切った雨水。そして、東のカスケード山脈からの冷たい大量の雪解け水。この淡水と海水が混じり合う広大な汽水域はカキの餌である植物性プランクトンが豊富に育つため、まさに絶好のロケーションといえる。日本の広島カキと比べて小粒ながらも、シアトル産のパシフィック・オイスターはしっとり&なめらか。生食はもちろんのこと、チーズやピリ辛ソースで味付けしても美味。白ワインとの相性も抜群。


続いて、メインのバケツ盛り?が出てきました!

お皿も置かず、テーブルクロスの上にスチームされたシーフードを、
どさっとひっくり返すまさにアメリカらしい豪快な食べ方です。





お腹もいっぱいになったので、散歩がてらにシアトルのダウンタウンを歩いていると…





オバマ大統領も大好物の「Fran's Chocolates(フランズ・チョコレート)」を発見!





◆ Fran's Chocolates(フランズ・チョコレート)とは? ◆
1982年創業以来、シアトルのみならず全米でも名の知れたショコラティエのひとつ。 あのオバマ大統領も大好きだということで、今話題のチョコレートでもある。伝統的 なチョコレートのレシピや調理器具さえも、フラン氏自らが改良を加えて、より高品 質で滑らかなチョコレートを作り上げた。合成添加物を一切使用せず、すべてナチュ ラルな材料を使用したオーガニック・チョコレートが自慢。キャラメル、トリュフ、 フルーツ・チョコレートを始めとした各種チョコレートに加え、誕生日や記念日に贈 る、上品なカラー・ボックスに入れられたギフトも。


この近くにスタバの新店舗があるという情報をキャッチしたので行ってみると…

広さなんと4,500平方メートルの店舗名は「Starbucks Reserve Roastery and Tasting Room」。

希少価値のある高級コーヒー豆のライン 『スターバックス リザーブ』 の焙煎工場を中心に備えたお店です。





店の中に入ると、正面には大きな焙煎機と、いろんな機械が目に飛び込んできます。

カフェではなく、まさに焙煎工場ですね。

映画「チャーリーとチョコレート工場」がコンセプトのひとつになっているそうです。





この店舗では、まだコーヒーが青い豆の状態から、
コーヒーとして提供されるまでの全ての行程をその目で確認することが出来ます。

すごく良い香りがします!





大型のロースターを通った豆がパイプラインの中で冷やされ、
グラインダーを通って粉になったものを、フレンチプレスやサイフォンなどの
数種類の方法から自分が好みの挽き方で提供してくれます。

まさに「ロースタリー(焙煎)」と「テイスティング(試飲)」のお店ですね。





好きな豆をセレクトすれば、一杯ずつ丁寧に自分だけのオリジナルコーヒーをいれてくれます。

世界企業であるスターバックスのコーヒーを作る過程が、隅から隅まで覗けるというのが、
この店舗の何よりの魅力と言えるのではないでしょうか?





お店で使っているのは厳選されたスターバックスのコーヒー豆の中から、さらに優秀なものをより分けた、
全体のなかで1%しかない最高級のスターバックス リザーブのみ。

量り売りの豆の販売もあります。お土産に喜ばれそうです。





すぐ隣では飲食スペースもあり、石窯で焼くピザが美味しそうでした。

Tom Douglas(トム・ダグラス)という、シアトルで有名なシェフが経営しているお店だそうです。





なんと2016年にはアジアに進出する計画もあり日本もその候補となっているとか。

それが日本に出来ることを願って待ちましょう!

コーヒーではなくカニで、こんなお洒落な感じの店を作りたいな~